●2009年読書総括>

RANK 書 名 作 者 読 了 ひとこと ブログリンク
1 暁の密使 北森 鴻 2009.04 カコイイな〜 ブログ
2 ぼくのメジャースプーン 辻村 深月 2009.05 本って良いな〜♪ ブログ
3 終末のフール 伊坂 幸太郎 2009.08 魂の美しさ ブログ
4 あひると鴨とコインロッカー 伊坂 幸太郎 2009.11 本格的に伊坂さんが好きになった本 ブログ
5 まほろ駅前多田便利軒 三浦 しをん 2009.05 再生♪ ブログ
6 魔王 伊坂 幸太郎 2009.11 考えるんだ! ブログ
7 夜想 貫井 徳郎 2009.12 陽のあたる場所へ ブログ
8 ラス・マンチャス通信 平山 瑞穂 2009.05 何なんだろう?ものすごく気になる本 ブログ
9 忘れないと誓った僕がいた 平山 瑞穂 2009.04 切ないな・・・。 ブログ
10 冥府神の産声 北森 鴻 2009.09 美しいと感じた私はどうなんだろう ブログ
11 写楽・考 北森 鴻 2009.01 民俗ミステリーは面白い♪ ブログ
12 まひるの月を追いかけて 恩田 陸 2009.05 救いって大切だよね ブログ
13 七姫幻想 森谷 明子 2009.02 美しく儚い ブログ
14 蝕身仏 北森 鴻 2009.01 那智の由来(意味不明 ごめん・・・。) ブログ
15 白いへび眠る島 三浦 しをん 2009.11 幻想因習ミステリー? ブログ
16 あなた 乃南 アサ 2009.03 これは怖いです・・・。 ブログ
17 花の下にて春死なむ 北森 鴻 2009.01 北森さんは勉強になる ブログ
18 緋友禅 北森 鴻 2009.03 陶子シリーズ初短編 ブログ
19 オーデュポンの祈り 伊坂 幸太郎 2009.12 不思議・村上春樹っぽい ブログ
20 1Q84 (1)・(2) 村上 春樹 2009.07 やっぱり喪失の村上・・・なのかな? ブログ1ブログ2
21 孔雀狂想曲 北森 鴻 2009.04 もう一つの骨董 雅蘭堂シリーズ化期待! ブログ
22 風の墓碑銘(エピタフ) (上)・(下) 乃南 アサ 2009.05 音道刑事シリーズ♪ ブログ
23 深淵のガランス 北森 鴻 2009.05 絵画ミステリーシリーズ化期待! ブログ
24 凶笑面 北森 鴻 2009.01 民俗ミステリーって面白い! ブログ
25 瑠璃の契り 北森 鴻 2009.03 やっぱり陶子、カッコイイ ブログ
26 月魚 三浦 しをん 2009.09 ほう、そういうことなのかな? ブログ
27 悪党たちは千里を走る 貫井 徳郎 2009.10 楽しい♪ ブログ
28 メビウス・レター 北森 鴻 2009.04 純粋ミステリーは他の人に任せたほうが・・・ ブログ
29 ロマンス小説の七日間 三浦 しをん 2009.10 10年前の少女漫画 ブログ
30 光の帝国 恩田 陸 2009.06 勢いで ブログ
31 むかしのはなし 三浦 しをん 2009.10 劣化(?)「終末のフール」? ブログ
32 エンド・ゲーム 恩田 陸 2009.06 三作目から読み始めてしまった・・・。 ブログ
33 雨恋 松尾 由美 2009.06 水戸黄門的安心感? ブログ
34 紫蘭の花嫁 乃南 アサ 2009.05 ちょっとズルい ブログ
35 九月の恋と出会うまで 松尾 由美 2009.11 もう一息。 ブログ
36 精霊探偵 梶尾 真治 2009.08 楽しいから良いか ブログ
37 球形の季節 恩田 陸 2009.05 テーマは好きなんだけどな・・・。惜しい! ブログ
38 向日葵の咲かない夏 道尾 秀介 2009.05 気持ち悪い・・・。 ブログ





今年(2009年)の読書総括です。
38作、40冊ですね。
50冊は読みたいんだけどな・・・。

さて2009年は、また新たに好きな作家さんが増えました。
伊坂幸太郎さん・三浦しをんさん・平山瑞穂さん。
この方々はこれからも読み続けさせていただくと思います。
伊坂さんについては、いまさら感がありますが、私としては2009年からなのです。

伊坂幸太郎さんですが、この方は村上春樹さんを連想させますね〜。
村上さんっぽい人はこれまでも沢山出てきてましたが、伊坂さんは村上さんっぽくて、また別の世界を持っていらっしゃるように感じました。
「終末のフール」は良いですね〜。 心が温まります。
「魔王」では、最近放棄していた「考える」ことの大切さを思い出させていただきました。
「オーデュポンの祈り」は不思議な村上ワールドを連想させます。
今年の伊坂さんの作品のなかでは一番下位にランキングしてしまいましたが、伊坂さんの作品を1冊しか読んでいなかったとしたら、
ベスト5ぐらいには入るインパクトがありました。

平山瑞穂さん。
「忘れないと誓った僕がいた」が最初だったのですが、文章の透明感に惹かれ一気に読んでしまいました。
まぁ、ありがちな恋愛ミステリーって言ってしまえばそれまでなのですが、とにかく切なくて愛しくて。
で、他に平山さんの文庫は無いか?と思って探したのが「ラス・マンチャス通信」
これは、正直ワケがわかりませんです。
そして私のキライな気持ち悪さがあります。
でもね・・・物凄く気になるのです。なんなんでしょう?
読み返さないといけないですね〜。

そして三浦しをんさん。 「まほろ駅前多田便利軒」です。
これは楽しかったですね〜♪ そして切なくもありました。
行天・多田コンビが楽しいのですよ〜。
是非是非、またこのコンビのお話を読みたく思います。
そしてこの三浦さんなのですが、私にとってはちょっと注意しなくてはならない作家さんかもしれません。
私にとってなのですが、当りハズレの激しい作家さんになりそうな気がします。
まぁ、ハズレに分類された作品としても、気持ち悪い作品では無さそうなので安心していますが。

さて2009年の1位は北森鴻さんの「暁の密使」
これは私のツボでしたね〜。
ちょっとマイナーな歴史的人物ですが、非常に多くの謎を含んでいるような能海寛。
その解き明かされていない謎の部分を、北森さんの脚色でミステリーにしているのです。
まぁ、「そんなアホな」みたいな部分は多々ありますが、とっても楽しく読ませていただきました。 また、涙も・・・。
こういった、自分の知らない世界のことに触れると、その周辺を調べたくなります。
北森さんの作品は、そのような知的好奇心をくすぐってくる作品が非常に多いのです。
骨董・絵画・民俗・歴史といった世界にミステリーを盛り込んで、私のような勉強嫌いの心もくすぐってきます。
これからも、私の心をくすぐり続ける作品を読ませてください。

さて、紀伊國屋書店の年間ベストセラーを見てみると
【総合】
RANK 書 名 作 者
1 1Q84 BOOK1 村上 春樹
2 巻くだけダイエット 山本 千尋
3 1Q84 BOOK2 村上 春樹
4 読めそうで読めない間違えやすい漢字 出口 宗和
5 日本人の知らない日本語 蛇蔵&海野凪子
6 勇気の法 大川 隆法
7 「脳にいいこと」だけをやりなさい! マーシー・シャイモフ/茂木健一郎
8 しがみつかない生き方 香山 リカ
9 告白 湊 かなえ
10 体温を上げると健康になる 斎藤 真嗣

【文庫】
RANK 書 名 作 者
1 思考の整理学 外山 滋比古
2 向日葵の咲かない夏 道尾 秀介
3 赤い指 東野 圭吾
4 終末のフール 伊坂 幸太郎
5 天使と悪魔 上 ダン・ブラウン/越前敏弥
6 さまよう刃 東野 圭吾
7 名探偵の掟 東野 圭吾
8 重力ピエロ 伊坂 幸太郎
9 天使と悪魔 中 ダン・ブラウン/越前敏弥
10 天使と悪魔 下 ダン・ブラウン/越前敏弥


私の読んだ本は、3作ですね〜。
まぁ、2009年最大の話題はなんと言っても「1Q84」ですよね〜。
この本については、文庫しか買わない貧乏な私も一台決心をして購入しました。
率直な感想は、「待ちに待った村上春樹の新作だ〜。確かに村上春樹の作品だ〜。でもちょっと物足りないな・・・。」でした。
村上春樹の作品については、私の一番好きな「羊をめぐる冒険」も三部作全て読み終わってから大好きになったわけですし、 結局「1Q84」についても続編が出るようですし、本当の評価はまだこれからなのかと思います。
今作に関しては、村上春樹に対する飢餓感がここまでのベストセラーになったという背景はあると思います。
この作品に関しても、村上作品だからこその期待感があったので、私の評価としては低かっただけで、単体で考えれば十分面白い本です。
とにかく次の続編を待ちましょう♪

文庫に関しては、東野さんノッテますね〜。
私は暫く東野さんの作品を読ませていただいていないのですが、とにかく凄い勢いですね。
東野さんといえば、私は「天空の蜂」を思い出します。
これは、首都上空でヘリコプターをハイジャックしたテロ犯のお話です。
この作品の印象が強いですね〜。

さて、文庫のランキングの2位に位置づけされた、「向日葵の咲かない夏」ですが、
確かに本屋さんでも平積みされてたり、TVなどにもよく取り上げられています。
とにかく、WEBで調べてみるとこの本については賛否両論凄いです。
私の場合は「非」なのですが、WEB上で論争になっていたり、とにかく反響が凄いです。
私の場合はあくまでも、「私の感想」なので、「非」だからと言ってイジメないでくださいね〜。
まぁ、これだけの反響のある方ですので、もう1冊ぐらいは読んでみようかという気になってきました。